アテナベストのアベニューCIって詐欺なの?
- 内田昇吾 うっちーの相談所・
- 4月28日
- 読了時間: 21分
更新日:5月13日
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さて今回は、海外信託を提供しているアテナベスト(英名:Athena Best Financial Group)のアベニューCI(英名:Avenue CI)について徹底解説致します。アテナベストのアベニューを解説したブログはまだ見当たらないですし、ここまでの解説はまだチャットGPTでもしてくれないので、是非ゆっくりしていって下さい🍵
(初心者向きに周辺知識の解説もしているのでかなり長くなってしまいした🙇♂💦)
アテナベスト公式サイト 英名:Athena Best Financial Group
アベニューCI公式サイト 英名:Avenue CI
まず詐欺かどうかの結論ですが、アテナベストは詐欺ではありません。それどころか非常に高い評価を受けている会社の一つです。設立は2007年で金融先進都市である香港拠点を置く独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)です。受賞歴としては、香港優良企業TOP100やリーダーズチョイスアワード2020、世界的な金融情報誌ブルームバーグから「Excellence Award of Trustee Service」を4年以上連続受賞するなど一定の評価を受けています 。が、僕は海外投資をする上でアテナベストの利用は否定的です。その理由は後半の結論部分に記述します。
アテナベストは詐欺ではありませんが、海外投資信託を提供する会社として少々変わっています。まずここを理解しないで海外金融機関を利用する事は、非常に高いリスクを背負う事になりますので、投資家としてしっかりと抑えなければなりません。海外投資信託を契約する方はお客様でもありますが、同時に投資家であり、投資の結果は全て自己責任であるという自覚を持つ必要があります。「我々は素人だから深く考えないで、ポートフォリオマネージャーや金融機関にお任せ投資😊」などという甘言に惑わされずに、まずこの事をしっかりと肝に銘じて下さい。
通常このような海外金融機関による信託のサービスを受けようとすると、主に3つの役割を担う組織と関りを持つ事になります。(実際はもっと複雑ですが細かい話は割愛します。)
◉ まず貴方に商品を紹介する紹介者が属する組織です。FP事務所かブローカーですが、ブローカーとの契約は危険なので避けて下さい。
◉ そして、IFA(Independent Financial Adviser/独立系ファイナンシャルアドバイザー)と呼ばれる、特定の金融機関に属さない中立な立場から顧客に対して資産運用のアドバイスを提供する会社です。特定の銀行や証券会社の営業とは異なり、一般的にIFAは顧客本位の視点で多様な商品から最適なものを提案できるのが特徴です。
◉ 最後に投資家の資産を実際に預かり、運用する資産運用会社(ファンド会社)です。

~紹介から契約、送金の流れの解説~
①まず紹介者が契約希望者をIFA(アテナベスト)に紹介。
②IFA(アテナベスト)が契約希望者に資産運用アドバイス、契約業務サポートを提供。
③IFA(アテナベスト)が資産運用会社(アベニューCI)へ契約者の送金サポートを提供。
④資産運用会社(アベニューCI)がIFA(アテナベスト)に仲介手数料を支払。
⑤IFA(アテナベスト)が紹介者に紹介料を支払。
ざっくり説明するとこういう流れで契約から着金までが行われます。基本的には契約者は資産運用会社とも契約を結び、その資金は資産運用会社に直接送金されます。紹介者やIFAが資産を預かる形式を取る場合は、100%詐欺と断言してもいいくらいなので必ず避けて下さい。また紹介者が法人登記されていない個人であったり数名の小規模事業者である場合も契約を避けて下さい。彼等が廃業した時に海外にある資産の回収が面倒な事になります。
さて、ここまで理解できたところでアテナベストがどのように変わっているかと申しますと、『この3つの役割を担う組織が同一の組織である』という事です。これは非常に大きな問題を抱える事になります。正確に言うとアテナベストのアドバイスで資産運用すると以前は「メティスCI」に固定されました。アテナベストとメティスCIの両社は、Dr. German Cheungが創業し、彼が会長職を務め、メティスはアテナベストの子会社という立ち位置です。このため、資本関係や経営陣の共通性があり、業務上も連携しています。故に別法人ですが「実質同一の組織」と評価できます。利益相反の観点から、この三者は資本提携が無い別会社であるべきです。
メティスCI公式サイト 英名:Metis CI
またアテナベストの紹介者はアテナベストとイントロデューサー契約(紹介委託契約)を結び、アテナベストの商品のみを紹介するマルチレベルマーケティングの報酬形態を採用した組織に属します。(この時に他社の投資商品は扱わないという誓約をします。僕はこれを「悪魔の誓約」と呼んでします🤭なぜなら他にもっと良い商品を見つけてもFPとしてアドバイスできないんですよ⁉️)詳しい契約内容は存じませんが、アテナベストの紹介者に所属を尋ねると「アテナベストに所属している」というような会話になります。つまり紹介者もIFAも資産運用会社もそれぞれが実質アテナベストという事になります。これでは「契約者の為のアドバイザー」に徹する事は土台無理な話で、構造上自分達の利益を追う事しかできません。
またメティスの運用能力は非常に低いという指摘がなされています。(下記サイト参照)
・メティスでの海外オフショア投資が損する理由 【オフショア投資・海外投資 深井良祐チャンネル】
・オフショア積立保険(RL360・プレミアトラスト・メティス)に気をつけろ 【お金の勉強 初級編 両学長リベラルアーツチャンネル】
・契約するのは危険!?「メティス・SMART Ⅱ 」のリスクとは? 【海外投資の始め方】
アテナベストのネガティブ評判は、ちょっと検索すると掃いて捨てる程に引っ掛かります。メティスが自分達で組成した商品は運用率が悪く、ブラックロックなど大手が組成した商品は手数料が二重で取られるのでどちらにしても運用効率が悪いということの様です。あとはそもそもアテナベストの手数料設定が高額という指摘もあるようです。
その悪評を払拭する為に最近出てきた商品がアベニューCIのシダープランです!
よく引き合いに出される同業他社であるインベスターズトラストのエボリューションと比較していきます。(公式パンフレットの数字から引用して比較します。)
まず先程述べたアテナベストとメティスCIは創業者が同じで、メティスはアテナベストの子会社という問題点を指摘しましたが、アベニューCIの創業経緯はなんと!公式には伏せられています😅そこでアテナベストの紹介者にアベニューの事を質問したら、「メティスとアベニューはアテナベストが作った商品」という回答でしたのでそいういう事なんでしょう💦
またメティスCIはS&P500から格付けを受けていますが、アベニューCIは新設した会社なので、格付けを受けておりません。しかし、ここはアテナベストとメティスCIの関連会社と判断すればそこまで気にしなくても良いとは思います。
〜アベニューCIの手数料設定・インベスターズトラストとの比較〜
まずこの手の海外投資信託を利用する場合は「初期口座期間」を理解する必要があります。概ねどの会社も積立開始から2年間を「初期口座」として扱い、ここに解約手数料を設定したり、プランの最低維持残高として扱ったり、取り崩しが出来ない仕様にしています。


こちらはITAと略される事もあるアテナベストの競合会社です。インベスターズトラスト・エボリューションが発売された時は、この類の海外信託の中で手数料が安い上に選択できる商品も多かったですし、NISAも無かったので、大変注目されました。その分商品選択が難しく、エボリューションを契約した人同士でも、中身次第で運用率に雲泥の差が生じるという問題も発生しました…
メティスCIは、全く擁護できない程の超高額の運用手数料が設定されていましたが、新商品であるアベニューCIは、その点意識しされてシッカリと手数料は潜っていますね。

この手の海外投資信託は、悪質な紹介者の話術で、限界ギリギリの額で積み立てを開始してしまい、途中解約される方や不測の事態で生活が激変して積立が継続出来なくなってしまう方が一定数いますので、中途解約のシュミレーションもしておきます。
インベスターズトラスト・エボリューションの解約手数料は、15年経過するとデメリット無しでの解約が可能です。15年まではアテナベスト同様の高額な解約手数料が設定されていますが、この点はインベスターズトラストが優っている印象です。ちなみにこの解約料率は初期口座にかかります。
(例)
3万円/月の積立して仮に15年で中途解約するなら、3万×24ヶ月=72万(初期口座)×70%=50万円が解約手数料です。仮に平均リターンが10%で運用されたら、10%−約6%(手数料)=4%
➤3万の積立だと、元本540万、運用収益198万−50万(解約手数料)=148万。という計算になり、平均リターンは2.72%です。これは円で計算していますが、本来は米ドルで計算され為替の影響を受けるので、状況次第では容易に元本割れをしますので、こうなるとつみたてNISAでS&P500を買えば良いんじゃないの?となってしまいます。
ただアテナベストのアベニューCIは、初期口座期間に停止、減額、取崩をしなければデメリットは無いのでその点は優しいです。が、両社とも停止、減額、取崩の可能性を考慮するならそもそも契約しない方が良い商品設計です。
〜アベニューCIのボーナス設定・インベスターズトラストとの比較〜

手数料はアテナベストに軍配が上がりましたが、ロイヤリティボーナスはインベスターズトラストに軍配が上がります。ロイヤリティボーナスまで考慮すると両社の手数料は殆ど差がなくなると思います。が、インベスターズトラストは停止、減額、取崩されるとボーナスが無くなるので高い分厳しく設定されています。
◉マイナスを抑える運用の正体
ハミルトンレーンのプライベートエクイティとは⁉️
僕がお会いしたアテナベストの紹介者は“「アテナベストの運用方針は、マイナスを抑える投資であり、これはNISAでは提供できない価値がある。」”という事を繰り返し言っていました。これがどういう事か解説します。
株式投資とは端的に言うと、個別銘柄か投資信託を購入するかに分けられます。投資信託で有名なのはS&P500、全世界株式、日経平均です。投資信託とは簡単にいうと一定の基準(地域、分野、規模などテーマ別の基準)で括られた株式の詰め合わせパックと言えます。
プライベートエクイティとは、未公開株の詰め合わせパックです。非常に面白い投資信託で、これはNISA口座では買えない特殊な商品です。恐らくつみたてNISAと競合を避ける為に、つみたてNISAで買えない投資信託を用意したのだと思います。
プライベートエクイティの基本的な解説はチャットGPTに聞いてみて下さい。https://chatgpt.com/
アテナベストのアベニューCIと契約するとハミルトンレーンのプライベートオポチュニティファンド(英名:Private Opportunities Fund)で運用される事になります。(選択の自由はありますが、これ以外を選択すると意味がないかも?)
ハミルトン・レーン(英名:Hamilton Lane)は、プライベート市場(未公開株式市場)に特化した大手投資会社 で2020年第3四半期に設立され2021年1月4日に運用を開始しました。これまで大口機関投資家向けだったプライベートエクイティ市場を、個人投資家向けに開放したファンドです。創業から4年間の年率リターンは約15%以上という好成績を記録しているようです。
ハミルトンレーンのプライベートエクイティの最大の特徴は、僕が考えるに3点あります。
①まだ株式市場(上場市場)に出ていない企業、つまり非公開株式に投資する為、市場で取引されないので、市場価格に連動しない投資が可能。これは○○ショックという経済危機に影響されにくい利点があります。(全く受けない訳ではありません。)その反面、元々その分の信用度は低い株式の集合とも言え、非上場なので市場成長の影響も享受されにくいです。
②非公開株式に投資する為、基本的に「買って育てて高く売る」というIPO(新規上場)やM&A(事業売却)で利益を出す戦略であり、例えば100社の株を詰め込んだら、その中の数社がテンバガー(10倍以上の成長銘柄)になったら勝ち!という考え方です。それをハミルトンレーンのポートフォリオマネージャーが成長を期待できる企業の選定を行うので、「お任せ投資が出来るよ!」という論法です。
③未公開株の為、内容が投資家側からは全く分からず人生設計の資金としては計算しにくいという問題があります。素人には到底理解出来ない商品の為、運用はハミルトンレーンのポートフォリオマネージャーを信じ祈るしかないです。
〜🌟結論とアテナベストの紹介者の印象〜
アテナベストのアベニューへの投資は見送る事にしました。下記に挙げた理由があるのですが、正直その全てが最大の理由と言っていいほどの致命的な欠点に思えるので、残念ながらどんな人にもオススメする事は出来ません。仮に勧められる人がいるとしたら、「プライベートエクイティが欲しい!」という明確な需要がある人に限定されます。
・契約者に全てのリスクが押し付けられている。
・にも関わらず手数料が高額。
・紹介者が不勉強、アテナベストを紹介したり、肯定する為の偏った知識しかない。
・紹介者の活動は、実質マルチ商法化している。(質の悪い紹介者が生まれやすい。)
・その為、アテナベストの商品しか提案出来ない営業マンになってしまっている。
(アドバイザーとして中立な立場が取る事が実質不可能で利益相反が起こる。)
・推奨している商品が不透明で先行き不安。
ハミルトンレーンのプライベートオポチュニティファンド ・プライベートエクイティは悪くない選択肢だと思いますが、しかしアテナベストを通じて購入する事で余計なリスクを背負う仕組みにハマってしまいます。つみたてNISAで人気の商品と比較して解説します。
(数値はみんかぶ投資信託から)
eMAXIS Slim S&P500インデックス
2021年:+40.4%
2022年:-5.0%
2023年:+33.5%
2024年:+39.6%
平均年間リターン:+27.1%
信託報酬(手数料):年率 0.0814% 程度
信託財産留保額(解約手数料):なし
eMAXIS NASDAQ100インデックス
2021年:+42.1%
2022年:-12.3%
2023年:+55.1%
2024年:+45.5%
平均年間リターン:+32.6%
信託報酬(手数料):年率 0.2035% 以内
信託財産留保額(解約手数料):なし
この上利益は非課税という機能が付きます✨💴✨
ハミルトンレーンのプライベートオポチュニティ ・プライベートエクイティ
ハミルトンレーンのプライベートオポチュニティファンドの過去4年間の年間リターンに関する具体的な情報は、公開されている資料からは確認できませんでした。このファンドは主に米国の適格投資家向けに提供されており、詳細なパフォーマンスデータは一般には公開されていない可能性があります。
類似商品として、プライベートアセットファンド(Private Assets Fund)の運用実績を紹介します。
※プライベートオポチュニティの方がリスクが高いようです。リターンも少し高いと思われるので上方修正して下さい。
1 年リターン:+10.84%
3年年率リターン:+14.17%
設定来年率リターン:+15.96%
ハミルトンレーン公式サイトPrivate Assets Fundより
ここからアテナベストの手数料が約3%&為替手数料が約3%の合計約6%が差し引かれるので10%程度、上方修正しても13%前後に落ちてしまいます。仮に年間リターンが10%を切る年が続くと手数料が重くのしかかり、マイナスも十分にあり得ます。常に年間リターンを15%程度で期待しないと、わざわざプライベートエクイティをアベニューCIで運用する意味がなくなるので、かなりキツイかなという印象を受けます。
そして、もちろん利益は課税対象です❗️💸
それに引き換えeMAXISのS&P500やNASDAQ100を購入すると手数料は極めて安価に取引可能です。最終的な運用率を直近4年で比較すると、倍以上の差が出てしまいます💸
身も蓋も無い言い方をすると、コロナ禍の影響を受けて世界的に株高になっておりどの銘柄も好成績です。成長が遅いと言われる日経平均株価でも直近4年の年間平均リターンは11.5%を記録しています。
手数料が高い分、最低運用率の設定や元本確保機能を有していれば話は変わりますが、そのリスクは投資家に全てしっかり背負わせています。またプライベートエクイティのリターン原資が、市場成長から得るのではなく、キャピタルゲインに依存する事から再現性が疑わしく、長期な運用実績がないので、下落時にどんな動きをするか想像もつかないファンドに固定されるのは不安に思います。
〜アテナベストの紹介者の話法を暴露⁉️🫨〜
アテナベストの紹介者と面談して思ったことを記します。やはりマルチ商法の人と同じような特有の癖があるように個人的には感じました。でもこれはアテナベストに限りません。先に例を挙げているインベスターズトラストやRL360やアジアンバンクキャピタルトラストの連中も同じような空気をまとっているので、個人的には好きになれないですね。
※緑色の文章がアテナベストの紹介者の発言を意図は変えずに要約したものです。
〜NISAとの比較〜
本人は中立のアドバイザーや講師といった顔をするのですが、競合なので仕方ないですが…やはりつみたてNISAを目の敵にしています。本人達は気が付いていないと思いますが…😥
“株式投資だと経済ショックの際にマイナス50%を出した実績があり、NISAだとこの影響を受けてしまう。下落が嫌なら、自分で経済ショックを予測して5年前から少しずつ引き出して現金化することも一つの対策である。”
“新NISAで積立をして、目減りや下落を考慮して、目標金額はつくれるのか?” “新NISAと海外信託はタイプが違うので、リスク分散ということで両方やったらどうか?”
というような話をされました。これが自社商品を売る為のマウンティング誘導話法です。気を付けて下さい。
まず市場原理として『下落時に買うからリターンが得られる。』のです。下落を恐れるのは買い方がおかしいか、買った商品がおかしいか、投資の勉強不足という事になります。何度も暴落や恐慌を乗り超えて今の株価が存在しているのです。下落に対する助言もトンチンカンで的外れです。なんで5年も前から引き出すの?複利効果が薄れる全く意味の無い行為です。NISAのアドバイスと言いつつ、自社の商品を売り込む誘導な訳です。これがアテナベストの講師のレベルです。もし本気でアドバイスしてるなら、アドバイザーとしての勉強がまっっったく足りていません。もし勉強が足りてたらそもそもアテナベストと契約しないですし、契約後は確証バイアスがかかるので仕方が無いといえますが…😥
例えば、下落に備えるなら3つの方法があります。
①例えば下記の様なポートフォリオにすると、株と逆相関関係とされる金の投資信託で暴落に備えられますし、全世界株式の中でリバランスやスイッチングを行ってくれるので不況に強く、よく批判される割高な米国株式の比率を抑えた上に、広く分散投資も出来ていて初心者向きの最適解の一つと言えます。(これをアクティブ風に運用できたら尚良し⭕️)
・SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド 30~40%
SBI証券:金と米国株式は逆相関が基本!
・eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) 60~70%
②株価が高騰した時にベア(インバース)型の投資信託を購入する。
これはちょっと難しく、捕まって含み損になる可能性もあるので、無理にやらなくてもとは思います。いわゆる両建てで持つ事は下落対策には有効です。
③これはNISAではありませんが、元本確保型や確定利回りの年金商品で分散する。一番確実で一番ツマラナイ選択ではあります😅但し、引退後の資金作りはぜっったいに失敗出来ないので、これくらい固く考えるべきだと思います。
下落を予測して(恐れて)現金化(狼狽売り)するなんて、超プロか不勉強なド素人がやることです。あえて出来ない事を言って、「そんな事は出来ないだろ?だからアベニューCI買えば良いんだよ。」と暗に言っているわけです。こんなのなんっのアドバイスになってません。
アテナベストの人は、アテナベストを海外信託として新NISAと分けたがりますが、新NISAと例に挙げている海外金融機関を使った海外信託では実質殆ど同じです。いろはすとヴォルビックくらいの違いしかありません💧ン千万から億に近い資産運用をするなら貴方の専任担当が付くので話は変わります。但し、パッケージ化された物を契約するなら、新NISAでちゃんと信頼出来るFPやFP事務所のアドバイス貰えれば正直やっている事に大差は無いです。ですので僕は、ネットワークビジネスのなんちゃってFPではなく、ちゃんとしたFPから投資のセカンドオピニオンを受ける事を強く強く強くオススメしています🙏
〜ポートフォリオマネージャーによる運用〜
アテナベストの紹介者は、「投資信託を買うのではなく、運用をポートフォリオマネージャーにお任せする」と説明されていました。なんっと甘美な響きでしょうか‼️しかし、これは日本人の性格を巧みに突いた営業トークで、「買うって言うと決断できないでしょ?だから任せるって言い換えてるの。」という本音が建前から透けて見えます。
高い手数料払ってプロに任せて責任も取ってくれるなら良いですが、責任を負うのは投資家である貴方自身です。それを忘れないで下さい。アテナベストの紹介者は契約に必要なのナーチャリング(顧客育成)をしているに過ぎません。
※ナーチャリングとは、露骨に言うと契約前に顧客へ契約の後押しになる情報選別して与え、契約に誘導する営業手法です。顧客満足度を高める効果もあるので、一概に悪い訳ではなく営業マン次第です。
※ポートフォリオマネージャーとは職業名で、アベニューCIとハミルトンレーン両社に在籍してます。アベニューCIのポートフォリオマネージャーは、世界中のファンドでどこの商品をアテナベストで取り扱うか決める役割で、ハミルトンレーンのポートフォリオマネージャーは、自社のプライベートエクイティの中にどこの会社の株を組み込むか決める役割です。
またアベニューCIが優良なファンドを見つけたら変更すると言いますが、これは個人的な予想ですが、プライベートエクイティ以外の変更は極めて難しいと思っています。何故ならプライベートエクイティ以外で、NISAに対抗する仕組みの投資信託を用意する事が、理屈上不可能ではないか?と思うからです。NISAで買える類似商品なら、NISA口座で買えばええやんとなります。プライベートエクイティ➤機関投資家向け未公開株ファンド➤NISAでは買えない➤ならアベニューいっとこかという思考ですから、これを崩す事は出来ません。
“IFA(アテナベスト)が運用の組み合わせをする従来の形ではなく、運用先をどこにするかは運用会社(アベニューCI)のプロにお任せするので、アテナベストは顧客サポートに徹しています。 運用については一切触れません。 ”
“もちろん切り替え前に運用会社(アベニューCI)からアテナベストに連絡はありますが、完全に運用会社を信頼してお任せしています。”
“運用商品は過去の実績から契約者が自由に選択します。 途中でスイッチング(投資先ファンドを変える事)できるので、その都度、ご相談に乗ります。 マイナスを抑える方針ではありますが、その中でもリスク高めの商品を選択する事も可能です。 複数本契約する方は、皆さんどれにしようかなーと楽しんで選んでいます。”
このあたりはポジショントークの連発、支離滅裂で「ちょっと何言ってるか分かんない😶」って感じです。。。本当に相手を言葉で安心させて、契約を獲りにいくだけの話法です。
顧客サポートに徹して運用に触れないって…IFAだから運用について触れてもらわないと困るやん❗️Σ(‾□‾;) 無責任なの❓️あっそっか…リスクは投資家に全部背負わせてたよね😅💦
ここでいうリスクとは? ※投資においてリスクとは奥深い様々な意味があります。
①価格の振れ幅(ボラティリティ)
②元本割れの可能性
③情報収集と取捨選択、商品選択、資産管理の責任
説明したようにアテナベスト≒アベニューCIです。運用会社を信頼して任せてるって…
翻訳すると、自分で自分を信頼してます!✨って言ってるのと同じやん❗️Σ(‾□‾;)
運用には一切触れないと言いながら、途中でスイッチング出来るから相談に乗るとか…
どっちなんだい⁉️Σ(‾□‾;)という感じです。
過去の実績から自由に楽しく選択?過去の平均リターンは参考にしかなりません。どこを切り取るかで全く平均値は変わります。特にハミルトンレーンはたった4年間で、しかもコロナ禍の実績を参考には出来ません。ハミルトンレーン以外も選べるとしても、株式運用で自分で選ぶならもうNISA口座で良くない⁉️自分で選べないからIFAを通すんやん‼️Σ(‾□‾;)
というツッコミのオンパレードでした😰それらしい事を言ってるだけで、本当に知識のない人を引っ掛けるだけのナーチャリング式(顧客育成)ネットワークビジネスなんだなと思いました😮💨投資は失敗すると例えでなく人生が終わりますので、本当に慎重に判断して下さい🙇♂
複雑な案件でしたので細かく解説致しました。いかがでしたでしょうか?知識無しで読んだとしても理解できるように、なるべく分かりやすく書いたつもりですが、ライターとしてまだまだ未熟なので、正直難しい内容になってしまったのではないか?と思っています。しかし、こちらを読んで「まだよく分からない…orz」という感想を持たれる方は、海外金融機関を活用した投資信託を契約するのはリスクが高く、紹介者のカモになるだけなので、まだ避けた方が無難だと思います。もし質問があれば必ずご回答致しますので、お気軽にお問い合わせ下さい🙏
この手の会社はよく分からない状態で契約するものではないので、信頼できるFPに相談して小額でつみたてNISAや年金商品での運用を強くオススメ致します🙇♂理解してからNISA口座から移すのでも遅くはありません。
ここまでせっかく読んでいただいたので、ブラウザを閉じる前に是非投票していって下さい。この投票も皆さんの判断基準の助けになりますので、何卒ご協力お願い致します🙏
ここまでブログを読んで下さった方に質問です。この案件に投資されますか?
投資する方向で前向きに考えている。
検討中、もう少し情報取集し積極的に状況を注視していく。
再考中、もう少し情報取集し消極的に様子を見たい。
投資する事は控えるつもり。